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2.3 Emacs-w3m を動作させるのに必要なもの

Emacs のバージョンによっては、サードパーティのパッケージが必要になること があります。この項では、それらを見つけてインストールするための資料を提供 します。

`APEL'
XEmacs、Emacs 19.34 または Mule 2.3 に不可欠です。Emacs-w3m を構築する前 に APEL をインストールしなければなりません。APEL は 以下の場所にあります:

ftp://ftp.m17n.org/pub/mule/apel/apel-10.6.tar.gz

APEL XEmacs パッケージ (SUMO に含まれています) は使えないこと に注意して下さい。もしすでに APEL XEmacs パッケージがインストー ルされているならば、それを上記のリンクで示した APEL で置き換え るために、以下の命令を使って下さい (新規に APEL をインストール する場合も同じ命令を使うことができます):

 
% rm -fr /usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/lisp/apel
% cd apel-10.6
% make install-package XEMACS=xemacs-21.4.x\
  PACKAGEDIR=/usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages

`gifsicle'
XEmacs に不可欠です。すべての XEmacs 21.x には、オプティマイズされたアニ メーション gif が正常に表示されなかったり、ある種のインターレース gif を 表示しようとするとクラッシュしてしまう既知のバグがあります。 Emacs-w3m は gif データを XEmacs 21.x で扱える形式に変換するため に、`gifsicle' プログラムを使います。これは次の場所から入手すること ができます:

http://www.lcdf.org/gifsicle/

`ImageMagick'
ImageMagick パッケージに含まれている `convert' プログラムがあれば、 emacs-w3m は画像サイズの変更や `favicon' 画像を Emacs が扱えるフォー マットに変換するためにそれを使います。Emacs-w3m は ImageMagick が無くて も動作するでしょうが、インストールすることによってあなたのネットサーフィ ンが豊かなものになるでしょう。ImageMagick パッケージは、以下の場所から手 に入れることができます:

ftp://ftp.imagemagick.org/pub/ImageMagick/

`favicon' 画像を操作するために、バージョン 5.4.0-5 以降のものを使う ことを推奨します。以前のバージョンも動くかもしれませんが、それらは完全に チェックされていません。

`BITMAP-MULE'
Emacs 20.x か Emacs 19.34 を元にした Mule 2.3 で白黒のビットマップ画像を 表示するために使います。画像に興味が無ければ、必ずしも必要ではありません。 以下の場所で取得できます:

ftp://ftp.jpl.org/pub/elisp/bitmap/

`new custom'
Emacs 19.34 (含 Mule 2.3) に不可欠です。Emacs 19.34 に含まれてい る `custom' ライブラリは 古い もので、これ の API は最近の Emacs に含まれている `新しい custom' と は違っています。Emacs 19.34 用の `新しい custom' は、以下の場所から 手に入れることができます:

ftp://ftp.dina.kvl.dk/pub/Staff/Per.Abrahamsen/custom/custom-1.9962.tar.gz

Mule 2.3 のユーザは、以下のパッチを当てて少し変更しなければならないこと に注意して下さい:

 
----8<------8<------8<------8<------8<------8<------8<------8<----
--- custom-1.9962/cus-face.el~	Wed Mar  4 19:52:39 1998
+++ custom-1.9962/cus-face.el	Mon Mar  9 08:05:33 1998
@@ -96,7 +96,7 @@
       "Define a new FACE on all frames, ignoring X resources."
       (interactive "SMake face: ")
       (or (internal-find-face name)
-	  (let ((face (make-vector 8 nil)))
+	  (let ((face (make-vector face-vector-length nil)))
 	    (aset face 0 'face)
 	    (aset face 1 name)
 	    (let* ((frames (frame-list))
----8<------8<------8<------8<------8<------8<------8<------8<----

`regexp-opt.el'
Emacs 19.34 (含 Mule 2.3) に不可欠です。`regexp-opt.el' ファイル は emacs-w3m の配布の `attic/' ディレクトリに含まれています。以下の ように、単にどこか (例えば `site-lisp/' ディレクトリ) にコピーして、 byte-compile すれば良いです:

 
# cp -p attic/regexp-opt.el /usr/local/share/emacs/19.34/site-lisp
# cd /usr/local/share/emacs/19.34/site-lisp
# emacs -batch -q -no-site-file -f batch-byte-compile regexp-opt.el

`FLIM'
`Shimbun' ライブラリを使うためには FLIM パッケージが必要 です。`Shimbun' ライブラリはウェブ上の新聞を読むための道具類のコレ クションで、Gnus、Mew、Nana-gnus、T-gnus、Wanderlust などとともに使うこ とができます。 9. ウェブ上の新聞を読むための道具.

たとえ Emacs 20.x、Emacs 21.x または Emacs 22.x を使っている場合でも、 FLIM パッケージには APEL パッケージが必要であること に注意して下さい。したがって `shimbun' ライブラリを使うには、 APELFLIM の両方をインストールしなければなりませ ん。FLIM パッケージは以下の場所にあります:

ftp://ftp.m17n.org/pub/mule/flim/flim-1.14/

`xml.el'
更新情報が RSS 形式で配布されているサイトを対象として `shimbun' ラ イブラリを利用する場合に必要です。Emacs 21 以上では同梱されていますから、 インストールの必要はありません。それ以外の Emacsen を利用している場合は、 以下のように、単にどこか (例えば Emacs の `site-lisp/' ディレクトリ) にコピーして byte-compile すれば良いです:

 
# cp -p attic/xml.el /usr/local/share/emacs/20.7/site-lisp
# cd /usr/local/share/emacs/20.7/site-lisp
# emacs -batch -q -no-site-file -f batch-byte-compile xml.el

ただし、Emacs 19.34 (含 Mule 2.3) では、以下のようにオプションを 追加して byte-compile してください。

 
# emacs -batch -eval '(put (quote char-after) (quote byte-compile) nil)' -f batch-byte-compile xml.el

`Mule-UCS'
Mule-UCS Emacs Lisp パッケージを使うことによって、あなた の Emacs が Unicode システムを扱うことができるようになります。 Emacs-w3m が UTF-8 などで書かれたページを表示できるようにするために、こ れをインストールすることを勧めます。以下の場所から取得して下さい:

ftp://ftp.m17n.org/pub/mule/Mule-UCS/Mule-UCS-0.84.tar.gz

Emacs-21.2 で利用する場合は、 Mule-UCS に このパッチ を適用したほうがいいでしょう。

XEmacs ユーザ向けには、ここにコンパイル済みのパッケージがあります:

ftp://ftp.xemacs.org/packages/mule-ucs-1.04-pkg.tar.gz


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