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ほとんどの他のテキストベースのブラウザーと異なり、emacs-w3m はタブによる 閲覧をサポートしています(3)。タブによる閲覧って何? と尋 ねられそうですね。それはとても単純で、ウィンドウのてっぺんの行にすべての バッファを単純かつ分かりやすいやり方で表示することによって、単一のウィン ドゥですべての emacs-w3m のバッファを表現する方法です。それぞれのバッファ は「タブ」として表示されます。この行は、他のバッファに移動したり、ページ の状態を知ることができるようにするために常に見えたままになっていて、バッ ファにつられてスクロールしません。
その感触をつかむ最も簡単な方法は、単に試してみることです。ですから、引き 続いて emacs-w3m のセッションを始めて下さい。何も設定変更をしていなけれ ば、デフォルトでタブの行が現れます。てっぺんで、小さな四角に現在のページ のタイトルを表示している明るい行がそれです。では、(例えば G で) 別 の w3m バッファを作ってみましょう。すると四角が二つになったでしょう。そ れらがタブです。
もっとも分かりやすいタブの使い道は切り替えです: タブの上 で mouse-1 ボタンをクリックすることによって、そのバッファを表示さ せることができます。mouse-2 ボタンでも動作します。これは、複数 の emacs-w3m バッファを使うための、非常に速くて簡単な方法です。単に指し 示してクリックすれば良いのですから。(はいはい、あなたを無視していません よ。あなたはキーボードを使って切り替えたいのですね。ご心配無く。それも可 能です。次の節で説明しますから、黙って読み続けて下さい!)
もう一つの気が利いた機能は、ページの状態を知らせることです。カラー端末か ウィンドゥシステムを使っていれば、ページの状態を知らせるため に emacs-w3m は違う色でテキストをタブに表示します(4)。例えばベー ジを取り込んでいる最中はテキストは赤くなっていて、取り込みが完了するとデ フォルトの色 (通常は黒) に戻ります。これにより、見ようと思って待っている ページが到着したかどうかが、タブ行を一目見ただけで分かります。
最後に、もしウェブページが favicon を持っていれば、それもタブに表示され ます(5)。 Emacs-w3m ユーザにもっと視覚効果を!
ユーザオプション:
w3m-use-tab