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いつもドキュメントの執筆環境として、あるいはソフトウェアの開発環境とし て Emacs を使っている人には、同じその環境の中でウェブを閲覧できることは 本当に便利でしょう。例えば HTML ファイルを執筆しているのであれば、外部の ウェブブラウザを起動する必要なく、Emasc の中で作成した HTML ファイルをプ レビューできます。プログラミング・マラソンの最中に、迅速に技術文献からサ ンプルコードを切り貼りするといったことだって...
逆はどうでしょう。(すなわちウェブ閲覧の環境で、そのソースである HTML ファ イルを編集したり、参照したりできたら) かっこいいと思いませんか? ドキュ メントを執筆中に emacs-w3m で下見 (preview) して誤字を発見したと想像して みて下さい。その HTML ファイルをたちどころに修正したくなるはずです。あな たがウェブテクノロジーに携わるプログラマなら、閲覧中のウェブページを HTML 形式で閲覧したくなることがあるでしょう、特に、新聞モジュールの作者 の方 ( 9.5 新聞モジュールの作り方)。
HTML ファイルを開いている Emacs のバッファの名前を明示的に指定してバッファ を切り替えることも普通にできますが、emacs-w3m ではそういった目的のために 専用のキーが割当てられています。Emacs-w3m は自分が現在表示しているウェブ ページの URL を知ってるんです。その情報を使わない手はありません。
w3m-view-source
)。
w3m-view-header
)。
w3m-edit-current-url
)。
w3m-edit-this-url
)。
w3m-view-url-with-external-browser
)。
どの外部ブラウザを使うかは、変数 w3m-content-type-alist
によって
URLの種類毎に定義されます。
ここで紹介した以外にも、他のコマンドや Emacs のサブシステム と emacs-w3m を連携させる方法を 10. Emacs-w3m を使う洒落た小物たち にて紹介しているので、参考 にして下さい。