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メーリングリストマネージャ (アーカイバ) として有名なものがいくつかありま す。
貴方が 9.5.2 ウェブページのソース及びヘッダ情報を取得する のステップで取得し
たウェブページのソースを分析しているときに、そのソースの中にこれらメーリ
ングリストマネージャの名前を見つけたら(17)、
それはすごくラッキーなことです。`sb-mailman.el',
`sb-mhonarc.el', `sb-fml.el', `sb-mailarc.el' に既
に shimbun-get-headers
などの必要なメソッドが定義されています。こ
れらを利用してなお足りない部分だけの差分プログラミングをすれば、貴方
の `sb-foobar.el' は早速動きます。
例えば `sb-mailman.el' を利用するなら `sb-foobar.el' の冒頭は、
(require 'shimbun) (require 'sb-mailman) (luna-define-class shimbun-foobar (shimbun-mailman) ()) |
こんな風になります。これで `shimbun' モジュー
ル `shimbun-foobar' は shimbun-mailman
クラスを継承
し(18)、
`shimbun-foobar' の中では、`sb-mailman.el' の中で定義されてい
るメソッドが標準で使用されることとなります (更にメソッドの一部を上書きす
ることも可能です)。
`sb-mailman.el' を実際に利用したサンプルとして、 `sb-pilot-mailsync.el' などをご覧下さい。如何に楽ができるかがお分か りになるでしょう。
気を付けることが一つあるとすれば、これらのメーリングリストマネージャの中 には地域化 (localize) されて、例えば日付表示を日本語で行うように改造され ているものがあることです。`sb-mailman.el', `sb-mhonarc.el', `sb-fml.el', `sb-mailarc.el' はいずれも標準の、英語版のものに 対応しています。これら地域化されたメーリングリストマネージャを利用してい るウェブサイトを `shimbun' で読みたいときは、いくつかのメソッドを上 書きしなければならないかもしれません。