>> On 17 Mar 2001 20:53:16 +0900 >> "suto" == suto@ks-and-ks.ne.jp (Kiyokazu SUTO) said as follows: suto> http://mi.med.tohoku.ac.jp/~satodai/w3m-dev/200101.month/1618.html suto> のbackend patchを使うw3m.elのvariant、あるいはそういうものを作る計画と suto> いうのは存在するのでしょうか。 現時点の backend patch は、w3m.el が必要とする変更の一部が含まれていな いので、それを使う variant の開発の可能性は極めて小さいと考えています。 具体的には、[emacs-w3m:00218] で指摘した要件の内、 (1) -dump_head で redirect 情報も出力するようにする (3) w3m の出力を、本文のデータなのか、w3m が出力している情報なのかを、 きちんと判別できるようにする。 という変更が含まれていません。 しかし、HTTP によって通信するコードを全て Emacs-Lisp で再実装するより も、w3m の既存のコードを利用する方が簡単なはずですから、w3m を改造する 考えを捨てたわけではありません。 ただ、現在の w3m の開発状況を見ていると、明らかなバグフィックス以外の パッチはなかなか受理されそうにないので、もう少し受理されやすい形式に改 めることが必要だと考えました。そこで、本体にパッチを適用するのではなく、 既存のコードはそのまま利用して必要な関数を呼び出す外部コマンドを実装し てみました。作り方は次の通りです。 (a) まず、普通に w3m を compile してください。 % tar xzf w3m-0.1.11-pre.tar.gz % cd w3m-0.1.11-pre % ./configure % make (b) 次に、w3m のソースのあるディレクトリに、本メールに添付した backend.c.gz と backend.mk.gz を置いて、以下のコマンドを実行してく ださい。 % gzip -d backend.c.gz % gzip -d backend.mk.gz % make -f backend.mk 全てがうまくいけば、w3mbackend というコマンドが出来上がっているはずで す。 なお、この外部コマンドは [emacs-w3m:00218] で指摘した要件を満たしてい ません。要件を満たすためには、file.c で定義されている loadGeeralFile に相当する関数を再実装する必要がありそうなのですが、私は w3m のソース を理解できていないので、ちょっと無理だと思います。須藤さんさえ宜しけれ ば、この外部コマンドの改良を手伝って頂けるとありがたいのですが、いかが でしょうか。
Attachment:
backend.c.gz
Description: Binary data
Attachment:
backend.mk.gz
Description: Binary data
-- 土屋 雅稔 ( TSUCHIYA Masatoshi ) http://www-nagao.kuee.kyoto-u.ac.jp/member/tsuchiya/