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Re: emacs-w3m の Emacs-22 対応



>>>>> In [emacs-w3m : No.06393] 川幡太一さん wrote:

>> 何しろ右も左もわからないので、パッチなどいただけるとありがたいので
>> すが。

> パッチといいますか、w3m-e21.elの、89行目 (eval-and-compile ... から、
> 155行目、 ,@w3m-ccl-generate-ncr) までの範囲を削除したのみです。

情報ありがとうございます。とりあえず余計な小細工はせず、川幡さん
のおっしゃる通りに w3m-e22.el を新設し、w3m.el を変更しました。
そして、ぼくの環境でも Emacs 22 で emacs-w3m を make できること
を確認しました。ただし、単なる `make' で全部の .el ファイルを
byte-compile しようとすると、w3m.el に差し掛かったときに Emacs
が落ちます。

Fatal error (11).make: *** [lisp] Segmentation fault

しかし、make slow または make very-slow を使えば ok でした。これ
らは .el ファイルを一個 byte-compile する毎に Emacs を起動し直し
ます。なぜ `make' で落ちるのかは、まだ調べていません。

さて、では Emacs 22 で emacs-w3m は動くのかというと、現在のとこ
ろすべての日本語が化けて表示されます。まあ、これはぼくの個人環境
を整備すれば良いだけだと思うので、後で取り組んでみますが。

>> Emacs 22.0.0 は、以下の操作を行なって存在しないのでエラーになる
>> 二つのファイルを作り、make bootstrap; make install しました。

>> cd lisp/international
>> touch cp51932.el eucjp-ms.el

> この2つのファイルは、半田さんの単なるコミット忘れの様子です。現在は
> ちゃんとコミットされています。

そういうことでしたか。ぼくが co した間が悪かったんですね。昨日作っ
た Emacs 22 は、なぜか途中から emacs -q でも起動できなくなってし
まったので、CVS update して作り直しましたが、今度はすんなりと
make bootstrap が通り、これこの通り、ちゃんと使えます。

> なお、w3mとは直接関係ありませんが、このファイル名にもありますように、
> Emacs 22 では、コードページ 932, 51932 および、eucJP-ms が扱えるように
> なっているようです。たとえばWindowsユーザが、Outlookや、GooなどのWebメー
> ルで、ローマ数字や「はしご高」などを含んだメールを送ってきても、設定さ
> えしていれば、ISO-2022-JPでGnusで読めるようになると思います。

それは楽しみ。:)

>> 1. E22 で Gnus を終了すると、なぜか .newsrc.eld ファイル内で
>>    gnus-tmp-grouplens というシンボルが "*" に化けました。今のと
>>    ころメールの読み書きに支障をきたすような害は無いようですが、
>>    E22 で Gnus を試すときは、別に E21 などでも Gnus を走らせてお
>>    いた方が良さそうです。

> 現在の“No Gnus”では、gnus.el において、

> ;; For backward compatibility with old .newsrc.eld files.
> (defvar gnus-tmp-grouplens "")  

> とあり、少し前(1月半ば?)までのGnusにあった、gnus-gl.el が消えている
> のですが、これは関係ありますでしょうか?

うーむ、川幡さんするどいです。実はあの一行はぼくが頼んで入れても
らったんですが、まさにそれが関係していて Emacs 22 の不具合という
わけではありませんでした。Gnus は各画面の表示形態を制御する
format specs というものをファイルにキャッシュするのですが、Gnus
や Emacs の版が前回から変わっていることを検知して、それらを作り
直します。ぼくの場合まさにそれが起こり、gnus.el に追加した一行に
よる (gnus-gl.el が無くなったために起きる不具合への) 暫定対策が
不完全だったことが、はからずも露呈してしまったわけです。で、結局
自分で責任をとって、昨夜 Gnus を直しておきました。

>> 2. Emcws 22 もほんの少しトライしてみましたが、wnnfns.c はかなり
>>    改造する必要がありそうです。Canna はまだ見ていません。とりあ
>>    えず、ELisp だけで動く tamago3 版の sj3 を作ろうかな、と。

> 現在のEmacs 22では、Wnn7付属のtamago v3 および、uum の両方で、問題な
> く日本語の入力ができています。ただし、tamago v3に関しては、
> tamagotchy-ML/[tamago:00629]にて私が投稿したcoding-systemを使う必要が
> あります。

貴重な情報をありがとうございます。依然として人気がある tamago 3
を維持している emcws は、今後の方向を考え直す必要がありそうです。

> その他では、現在は、gnus, bbdb、apel、flim(gnusとシンボル衝突する部
> 分およびccl絡みの部分は除く)、navi2ch、mu-cite, nxml-mode, そして
> emacs-w3mの適当改造版が、とりあえず動作しています。emacs-w3mおよび
> navi2chを除いて、いずれも、現在は特段の改造を要していません。また、こ
> れらが動作するため、現在はalpha版と言えども、ほぼ満足して日常生活に使
> えています。(とはいっても、「決して」使うのを奨めるわけではありませ
> んが。)

> navi2chに関しては、“string-as-multibyte”関数を、
> “string-to-multibyte”関数に置き換える必要があります。これは、Emacs
> 21の当該関数が背負っていた二つの役割を、Emacs22でそれぞれに分離したた
> めの様子です。

お知らせありがとうございます。ぼくも Emacs 22 で生活をはじめてみ
ましょう。
-- 
Katsumi Yamaoka <yamaoka@jpl.org>