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以下に挙げる三つの違うコマンドを使って emacs-w3m を起動することができま
す。それらのコマンドの一つを試して下さい。ウェブページが "*w3m*" とい
う名前の Emacs のバッファ (emacs-w3m のバッファのこと) に表示されます。
おそらく気付くでしょうけれども、emacs-w3m のバッファのメジャーモード
は w3m-mode
です。他にマイナーモード ( 3.4 ぼくの/わたしのお気に入り) もあります。
ここでは、それらのコマンドの最も基本的な使い方だけを説明します。それらに ついてもっと詳しく知りたい場合は、12. Emacs-w3m の関数の詳しい説明 を参照して下 さい。また、emacs-w3m の動作をカスタマイズするために使うことができる変数 群を、5. デフォルトのままでも結構良いと思うけれど で参照して下さい。
w3m
w3m-home-page
という変数で指定されたホーム
ページを表示します。w3m-home-page
のデフォルトの値
は "about:" です。Emacs-w3m を起動したときに毎回 URL を入力できるよう
にしたい場合は、変数 w3m-quick-start
の値を nil
にして下さ
い ( 5. デフォルトのままでも結構良いと思うけれど)。
これは Emacs のバッチコマンドとして使うこともできます。以下は例です:
% emacs -f w3m |
URL を指定して、このように使うこともできます:
% emacs -f w3m http://emacs-w3m.namazu.org/ |
w3m-find-file
w3m-browse-url
あなたがすでに Emacs のユーザならば、emacs-w3m のバッファの中で移動する のに苦労は無いでしょう。多くの標準のキーがそのまま使えるのですから。例え ば C-n、C-v それに C-s は emacs-w3m バッファで有効なキー です (これらは一行下降、一ページ送り、または後方単語検索として共通に使わ れます)。
リンクをたどるには RET キーを使って下さい。それにはポイントをリン
クの場所に移動しなければなりません。リンクは普通のテキストとは違って表示
されているので、簡単に見分けることができます。それらは下線付き、または違
う色になっているはずです。それらの見栄えは w3m-anchor-face
という
フェースによって決まります ( 5. デフォルトのままでも結構良いと思うけれど)。
w3m-view-this-url
)。
このコマンドの振る舞いは、厳密には現在位置のリンクの性質によって、または 接頭引数を与えるかどうかに依存します。詳細 は 12. Emacs-w3m の関数の詳しい説明 を参照して下さい。
前述のように、変数 w3m-quick-start
の値を nil
に設定するこ
とによって、M-x w3m コマンドを使ったときに URL を指定することが可
能です。Emacs-w3m のバッファでは、入力した新しい URL のページに行くため
の一般的な方法が、さらに以下の二つあります。
w3m-view-this-url
)。
w3m-goto-url
)。
w3m-goto-url-new-session
)。
kill-ring
に URL を挿入します (w3m-print-current-url
)。
kill-ring
に URL を挿入します (w3m-print-this-url
)。
さて、あなたが読んでいるページが今日の時事ニュースかだれかの日記だったら、 それを取り込んだ後で新しい内容で置き換えられているかもしれません。次のコ マンドを使うと、同じページの最新の内容に更新することができます。(このコ マンドは、ページが壊れているように見える場合に、全画面の再描画を強制させ るためにも役立てることができます。)
w3m-reload-this-page
)。